
プライバシーを重視するロシア初のメッセージアプリのテレグラムは、独自ブロックチェーン「テレグラム・オープン・ネットワーク(TON)」の立ち上げ日を延期する意向を示した。TONの独自トークンに関しては、SEC(米証券取引委員会)が違法という判断を下したばかりだ。
16日にコインテレグラフが確認したテレグラムから投資家へのメッセージによると、テレグラムは2020年4月30日までTON立ち上げの延期をしたいと述べた。当初の立ち上げ日は今月末までだった。
2018年2月、テレグラムはSECに登録せずに証券の販売を行うためにフォームDを使用。適格投資家にのみ販売されることが決まりとなっていたが、グラムの投資家が転売をすることが可能であったため、SECはルール違反と考えた。
TON立ち上げ延期には、グラムトークンの支払い額の過半数を占める保有者の同意が必要。保有者の間で意見が別れた場合には、「賛成した投資家グループの購入合意は維持され、他のグループのものは破棄される」。テレグラムは「購入合意の条件の一部修正し、ネットワークの立ち上げ日に発行されるグラムが少なくすることを提案する」と述べた。
グラム保有者は、10月23日までに回答することになっている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
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