
23日にグーグルが発表した量子コンピューターの技術を適用すれば、ブロックチェーンのアルゴリズムの1つPoS(プルーフ・オブ・ステーク)が改善されるという見方が出ている。
PoSは、ブロックの作成者がステーク量(ロックされる仮想通貨の量)に応じた確率でランダムに選ばれる仕組みを採用。EOSやNEOなどが採用しており、イーサリアムも採用に向けて動き出している。
一方、ビットコインなどが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)は、マイナーが持つコンピューターの計算力によってブロック作成者が決まる。
PoSの1つの問題は、ランダムな選出は「本当にランダムと言えるのか」という点だ。悪意を持ったステークホルダーが常に選ばれてしまうというリスクが懸念されている。
テキサス大学オースティンのスコット・アーロンソン教授は、フォーチュンに対して、グーグルの量子コンピューターがPoS懐疑論者の懸念を和らげるかもしれないと指摘。「本当にランダムであると正式に証明できるほどの数を発行できる」と述べた。ギャンブルで言えば、サイコロに小細工が施されておらずルーレットが特定の数を選好していないことを保証できるということだ。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
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