
攻撃対象のコンピュータを乗っ取り、仮想通貨のマイニングを行う「クリプトジャック」。マイクソフト・デフェンダーATPの研究チームが、クリプトジャックを行う新しいマルウェアに関するレポートを発表した。既に8万台近くのコンピュータが感染しているという。
マイクロソフトのセキュリティアナリストは、Dexphotと呼ばれるマルウェアが2018年10月以来、既に8万台近くのデバイスに被害をもたらしていると指摘する。
このマルウェアに感染したデバイスは、仮想通貨マイニングを実行することが目的だ。正当なシステムプロセスを乗っ取り、悪意あるアクティビティを偽装する仕組みだという。さらに感染したユーザーがマルウェアを削除ししても、再インストールする仕組みを備えているという。
レポートでは、Dexphotについて、次のように述べている。
「Dexphotは、大きな注目を集めるタイプの攻撃ではない。常にアクティブになっている無数のマルウェアキャンペーンの1つだ。その目標は、サイバー犯罪者たちの間で非常に一般的なものであり、コンピュータのリソースを静かに盗み出し、攻撃者に収益をもたらす仮想通貨マイナーをインストールすることだ」
コンピュータを乗っ取り、仮想通貨マイニングを行うクリプトジャックを行うマルウェアは、数多く見つかっている。
ChainsChannelオリジナル:CC編集部,転載は出典を明記してください。:http://chainschannel.com/archives/3024
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