「山芋農業は終わり」|分散型金融のヤム(YAM)トークン価格が一気に価値が0に、COMPなどに波及も

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分散型金融(DeFi)プロトコルのヤム・ファイナンス(YAM Finance)は13日、時価総額が数分のうちにゼロまで暴落した。この影響でコンパウンド(Compound)、ヤーン・ファイナンス(Yearn Finance)、バランサー(Balancer)などの主要なDeFiトークンの価格も急落した。

YAM/USD price performance

(出典:コインマーケットキャップ「YAM/USDの価格パフォーマンス」)

DeFiプロトコルの中で、市場で2番目に時価総額が大きいコンパウンドは時価総額が1億ドル(約106億円)の下落。ここ数週間で勢いのあったヤーンとバランサーは7%から13%下落した。

The price chart of Compound

(出典:トレーディングビュー「コンパウンドの価格チャート」)

YAMは、ユーザーが様々なDeFiトークンをステークしながら、引き換えにYAMトークンを獲得できるイールドファーミングプロトコル.

YAMプロトコルは、11日のリリース直後にヤーン・ファイナンスに続く純粋な分散型プロジェクトとして注目を集めた。YAMの保有者がプロトコルを管理し、分散型のガバナンスモデルを展開することを可能にしたからだ。

しかし8月13日にYAMの共同創業者であるブロック・エルモーレ氏がプロトコルにバグがあったことを発表。YAMのリベース供給機能の中にあるバグがプロトコルのガバナンスシステムを麻痺させていたことが発覚した。

ミディアムの投稿の中でYAMの開発者は以下のように書いている

「8月13日木曜日の午前7時過ぎ(UTC時間)に、我々はガバナンスの提案を提出し、それを実行するのに十分な票数であると考えていた。その後まもなく、セキュリティ専門家の助けを借りて、我々はリベイザーバグがガバナンスモジュールと相互作用し、この提案の成功を妨げられると結論づけた。」

エルモア氏はその後のツイートで、コミュニティからの「常軌を逸した」サポートに感謝していることを強調した。

「みなさんすみません。私は失敗しました。今日の常軌を逸したサポートに感謝します。悲しいです」

なぜYAMは下落し、主要DeFiトークンも連れ安となったのか

分散型構造によって、YAMが最初にローンチされた際、ユーザーは様々な仮想通貨をステークしてYAMを獲得できた。このステークモデルによってYAMプロトコルは透明性の高い方法でYAMトークンを配布できるようになった。

このモデルはユニークで人気を集め、仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズ氏など業界関係者からも注目された。わずか24時間で5億ドルの資本がYAMプロトコルにロックされた。

当初、YAMはコンパウンド(COMP)やAave(LEND)、LINK、ラップドETH(WETH)、YFI、シンセティックス(SNX)、メーカー(MKR)、ユニスワップV2LPトークンのステーキングプールを開設。しかしこのYAMプールで使用されたトークンはバグ発見後に下落した。

DeFiトークンの大半はYAMが公式にプロトコルのリベースバグを確認した後に調整した。これによってFTXのDeFiインデックス永久スワップ契約が急落し、DeFi市場が低迷した。

YAMに自体の価値はゼロに落ちた。アジアを拠点とするベンチャーキャピタルのスパルタン・ブラックの共同創設者ケルビン・コー氏はYAMの大口保有者が最も打撃を受けたと述べた。

「山芋農業(YAM ファーミング)はここまでだ。大口のYAM保有者が一番大変な目にあった。ありがたいことに資産は失われていない。私はどこかの誰かが、すでに次の作物を栽培する準備をしていると確信する」

YAM2.0を構築中

YAMの暴落から数時間以内に、開発者はYAM2.0が進行中であることを投稿した。エルモア氏は「4週間の専門的な監査」が行われればYAMフォークに参加するとしている。

ChainsChannelオリジナル:CC編集部,転載は出典を明記してください。:http://chainschannel.com/archives/4276

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